DIY、ずっとやってみたいと思っていたけれど、ほとんど経験なしのDIY初心者です。
この僕が、デスクの自作に挑戦しました。
それまで使っていたデスクは、IKEAのMICKEという組み立て式の横長デスクです。
横長でスペースが広いため、パソコンを真ん中において、その左右に本とか文具とかいろいろ置けて便利で気に入ってたのです。

でも、長年の間に真ん中あたりがたわんで、凹んできてしまいました。
横長なので、どうしても真ん中に荷重がかかるため、ある程度は仕方ないと我慢して使っていました。
そして定年退職を迎え、家にいる時間が長くなってきました。
これからもずっと使うんだったら、もう変えてもいいかと思うようになり、どうせならと自作にチャレンジしたのです。
難しいことはできないので、天板に脚をつけるだけのシンプルなデスクです。
たわまないようにしたいので、どんな天板にするか。
大きさはどれくらいにするか。
脚はどんなのにするか。
仕上げ、塗装はどうするか。
結構いろいろ悩んで作りました。
その結果、自分なりに結構満足したものが作れたのでご紹介します。
完成した自作デスク

自作するにあたって、これだけはこだわりました。
「とにかく凹まないこと」
あと、予算もあまりかけられないので、一応2万円くらいを目安にしました。
ネットでデスクを検索すると、そこそこ満足できそうなのは4万円くらいはしていたので、だいたいその半分だったらと考えたのです。

天板
天板はジョイフル本田で購入しました。
パイン集成材で、サイズは 厚さ 30mm、巾 600mm、長さ 1830mm です。
これを長さ1200mmにカットしてもらいました。
脚
脚はアマゾンで購入しました。
サンニード テーブル脚 レッグスクエア 2個1組 アイアン ホワイト。
サイズは、奥行 430mm、高さ 685mm です。
天板への取り付けは、ネジを16箇所(脚1本について4箇所)とめるようになってます。
仕上げ・塗装
塗装はつや消しクリアーの水性ウレタンニスを3回塗りしました。
最初、仕上げとか塗装はしなくて、無骨な感じでいいかと考えていたんです。
でも角が鋭角で当たって痛いのです。
そして組み立てたデスクに水滴がかかったら、すぐに染みていくのが気になったのです。
なので、面取りと、木目を生かしたクリアーニス塗装をして完成させました。
完成!
そして出来上がったデスクは、
横幅 120cm × 奥行 60cm × 高さ 71.5cm
となりました。

いかかでしょうか?
自分では、結構いい感じにできたなあ。と自画自賛しています。
このデスクのこだわり
こだわりは「凹まないこと」だと言いました。
凹まないためには、天板をどうするかです。
そして天板について考えたのが、以下の3点です。
- 材質
- 厚さ
- サイズ
また、デスクには脚が必要です。
- 脚の形と材質
ひとつずつの詳細を載せておきますね。
材質
最初は木材しか考えていませんでした、というより他のものが思い浮かばなかったのです。
でもあるとき、知り合いの家に行ったとき、ガラスで自作されたパソコンデスクを見たのです。
かっこいい、なんかおしゃれ、絶対に凹みそうにない。
いいなーと思いました。
で、ちょっと調べてみたのですが、、、値段的にまったく無理でした。
オーダーになってしまうし、取り扱いも難しそうだし、瞬時にあきらめて木材に決定です。
木材にもいろんな種類があります。
- ムク材
- 合板
- 集成材
- 木質ボード
デスク天板として考えたとき、木材の反り・割れは避けたい。
せっかくの木材なので、木目もあったほうがいいな。
加工のしやすさと丈夫さもほしい。
そして「パイン集成材」に決めました。
厚さ
厚さはできるだけ厚いものを選ぼうと思い、売り場にあった最も厚みのある30mmにしました。
他にも25mmとか20mmとかありましたが、厚いほうが凹みにくいし、ネジどめも長いネジが使えます。
もっと探せば、もっと厚いのもあるかもしれませんが、重くなるし取り扱いにくくなると思われます。
サイズ
IKEAのMICKEのサイズは、横幅 142cm、奥行 50cm でした。
部屋の中、置き場所からみて、ちょっと横長過ぎで、奥行がもう少し欲しかった感がありました。
なので、横幅は120cm、奥行は55cmにしようと思ったのです。
でもそんな都合のいい板は売ってません。
ジョイフル本田では、板のカットサービスを1カット50円で頼むことができました。
なので、長さ1830mmの板を1200mmにカットしてもらいました。
板幅は600mmなので550mmカットも考えたのですが、なんか600mmでもよさそうだったので、そのままにしました。

結果的にこのサイズでよかったかなと思っています。
脚の形と材質
脚は4本脚です。
棒のような形のものを4本つけるか。
それとも「ロ」の字のような形のものを2個つけるか。
4本脚だと取り付けの場所をちゃんと決めないと、バランスが悪くなる気がします。
なので、4本より簡単そうな「ロ」の字形に決めました。
この形だと材質はスチール一択です。
ここで問題が。

買った脚、デスクへの取り付け部分の長さは430mm。
デスクの奥行きは600mm。
天板の真ん中に付けると、脚からデスクの端まで85mmになります。
なんか、手前に重みをかけると奥が浮かないか心配になりました。
奥に重いものを置く予定はないし、壁際の有効ボードの柱(2×4材)にくっつければ、手前側が浮くことはないだろう。
そう思ったので、脚はデスクの手前側の端から20mmの位置に取り付けることにしたのです。

これも、結果的にはいい感じになってます。
端に重みをかけても、どこが浮くこともありません。
あともう一つの問題です。

脚1本について、4箇所のネジどめで天板に取り付けるようになっています。
このうち脚近くの2箇所が、少々脚に近過ぎるようです。
電動ドライバーが脚にあたってしまって、真っ直ぐ下にネジが打てないのです。
ちょっと斜めにネジ打ちしましたが、ぐらつくことはなさそうです。
アマゾンで購入する場合、現物を見てというわけにはいかないので、レビューなんかを参考にして決めるのですが難しいところですね。
100%満足とはいきませんでしたが、今のところ機能的に問題があるわけではなく、まずまずよかったかなと思っています。
材料・費用と使用した工具・道具
最後に、今回デスクを自作するために購入したものと、その金額。
作成に使用した工具類を紹介します。
材料と費用
材料費は、20,848円でした。
当初考えていた予算とだいたいあっていたので、まあよかったです。
ただ、木材の価格がどんどん値上がりしていて、店員さんの話では去年の2倍くらいになってる木材もあるそうです。
まだまだ上がりそうとも言ってました。(泣)
材料 | 金額(税込) | 購入場所 |
---|---|---|
天板 パイン集成材 厚さ 30mm × 巾 600mm × 長さ 1830mm カット加工×1 | 11,880円 カット代 50円 | ジョイフル本田 |
脚 サンニード テーブル脚 レッグスクエア 2個1組 アイアン ホワイト | 7,180円 | アマゾン |
塗装 ワシン 水性ウレタンニス つや消しクリアー 300ml 半分ほど使用 | 1,738円 | ビバホーム |

使用した工具と道具
使用した工具類です。
ハケと紙やすりは購入しましたが、他は持っていたものです。
- 電動ドリルとビット
電動ドリルは、ブラックアンドデッカーのコードレスドリルドライバー。
ビットは、ネジ道の下穴あけ用で1.5mmのドリルビット。
ネジしめ用でプラスドライバー。
- プラスドライバー
手でのネジしめ用。
- バリ取り
天板の面取りで活躍しました。
NT ドレッサー 中目 L-30P。

- 紙やすり
木地研磨(1回目の研磨)が240番。
塗膜研磨(ニス塗り後の研磨)が400番。
紙やすりをカットするとき、はさみの使用は刃が痛むのでNGです。
サシガネをあててカットしましょう。
- 紙やすりホルダー(サンドブロック)
紙やすりをくるんで使用。
2×4木材を5cmほどにカットしたもの。
- その他
サシガネ、スコヤ、鉛筆、ブルーシート、マスキングテープ
マスキングテープは、ドリルで下穴をあけるときに穴の深さ4〜5mmの目安に貼っておきます。

まとめ
デスクを作る前は、本当にできるのかなという思いもありましたが、やり始めるとできるもんです。
もちろん、細かいところで粗い箇所はありますが、それも味です。
自分で作ったことのいいところは、
- 愛着がわく
- 傷つけても、自分で補修できる
- 使いにくいとことがあれば、改造や作り直すこともできる
です。
多少の傷は気にしないで、ガシガシと使っていきたいです。
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