定年退職すると、それまでの生活が一変します。
基本的にスケジュールが真っ白で、自由になる時間がいっぱいです。
退職前は、自由になる時間ができたら「あんな事をしよう」「こんな事をしよう」と考えるものです。
でもいざその時がきたら、「少しのんびりしてからでいいか」「まだしなくてもいいか」と、お尻が重くなってしまいがちです。
何もやる気がなくなって、ダラダラと時間を過ごしてしまう。
そんなときは、自分に「喝」をいれましょう!
手始めに、いっぱいある会社関係の片付け・断捨離はどうでしょうか。
あわせて、これから長い時間を過ごすことになる部屋の模様替えもおすすめです。
なぜ、部屋の模様替えはおすすめか?
部屋の模様替えのメリットです。
- 断捨離できる。
当たり前ですが、不要なものがいっぱい出てきます。
もう使わないものを処分すれば、すごーく身軽になれますよ。 - 身体を動かすことになる。
部屋を片付けるには、身体を動かさざるを得ません。
やる気が起きなくてダラダラしている気持ちに、スイッチが入りますよ。 - リフレッシュして前向きな気持ちになれる。
模様替えをして新しい雰囲気になった部屋は、気持ちをリフレッシュさせてくれます。
定年退職後の人生、リフレッシュした部屋で前向きに生きていく気にしてくれますよ。
正直、模様替えはしんどいです。
でも、しんどい思いをして片付けた部屋を眺めると、気持ちが上がり、そこに居ることが楽しい、と感じてくるはずです。
何をどのように片付けるか?
片付け方、断捨離の仕方については、たくさんの本やテレビ番組で紹介されていますよね。
僕も本を読んだり、テレビ番組を見たりしました。
参考になるし、目から鱗の気づきもあります。
いきなり始めるよりも、まずはどんな方法があるのかを、見てみたほうがいいと思います。
- 片付ける場所を決めてやる。
- 処分する量(割合)を決める。
- 必要なもの(使うもの)か、不必要なもの(使わないもの)かで選別する。
- 思い出のものは写真に撮って、現物は処分する。
ほかにもいろいろありますが、共通的なものとして紹介されていることです。
全てもっともなことです。
でも、正しくてもなかなかできないんですよね。
「まだ使える」
「もしかしたら使う日がくるかもしれない」
「この思い出は捨てれない」
自分の中で格闘するのですが、時間だけがたって、その割に片付かない。
「もう面倒くさくなってきた」
「これ以上の時間、かけられない」
で、ギブアップ。
中途半端で終わってしまうのです。
片付けに、どれだけの時間がかけられるか!
これが大きなポイントです。
働きながらだと、期限なしの片付け作業は厳しいものです。
片付け作業中にも、ものは増えていきます。
でも今、定年退職した今、時間がたっぷりとあります。
会社関係のものは、これ以上増えることはありません。
今が、片付けの絶好のチャンスなんです。
先ず、会社のものから始めましょう。
もはや使うことのないものです。
思い切ってバッサリと処分しちゃいましょう。
もちろん全部を処分する必要はありません。
どうしてもまだ残しておきたいもの、捨てれないもの、あるはずです。
それらは、また今度片付ける時に、もう一度見ればいいんです。
「一度に全部をやりきらないといけない」ことはないんです。
これから時間は、たっぷりとあるんです。
片付ける機会は、これが最後じゃないんです。
今回をきっかけに、これからも時々やればいいんです。
そして、もう使わない、思い入れもまだ深くない会社員時代のものから始めるのが、やりやすいはずなんです。
思い出の品で残っているものって、昔のものほど処分しにくかったりしませんか。
それが、つい最近の会社員時代のものをバンバンと処分していくと、その勢いで、今まで処分できなかったものまで処分できちゃうんです。
「あっ、これももういらないや」って。
処分にまわす量が増えてくると、なんだかスッキリしてきますよ。
僕はどうやったか
僕は自分のデスクを新しいデスクに変えました。
IKEAのMICKEという組み立て式の横長デスクを長年使ってたのです。
幅広の引き出しが2個あって、使い勝手はすごく良かったんです。
でも長年の間に、真ん中のところからたわんで凹んできちゃいました。
ノートパソコンをおくとガタガタするので、パソコンの下に厚紙をかまして使ってました。
なので、定年退職を機に、デスクを変えようと思い立ちました。
しかもDIY。
自作でデスクを作ったのです。
引き出しを作る技量はないので、天板1枚だけのデスクです。
デスクの作成
先ずはデスクの作成から取り掛かりました。
狭くて荷物がいっぱいの部屋、真ん中に作業スペースを作ると余裕はほとんどありませんが、なんとか完成させました。
完成したデスクはMICKEと比べて、横幅は22cmほど短くなり、奥行きは10cm長くなりました。
引き出しもなくなり、本とかを積んでおくスペースも小さくなったのです。
自作デスクとMICKEを入れ替えて、不要となったMICKEを部屋の真ん中に置きました。
「DIY初心者が、天板と脚だけのシンプルな横長デスクを自作した」の記事をご覧ください。
MICKEの分解
MICKEを置くと部屋にスペースがなくなるので、次はバラしの作業です。
組み立て式なんだから、バラすのも簡単だろうと思っていたのですが、結構苦戦してしまいました。
なんか独特の組み立て方なんですよね、IKEAって。
とりあえず引き出しは抜いた後、重ねて置いておき、本体をバラした板は壁際に立てかけておきました。
「IKEAの組立てデスクの接合ロック(カムロック)を外すのが難しかった」の記事をご覧ください。
模様替え
もともと本や紙類があちこちに山積みされていたところに、会社から持って帰ってきたものが追加されてます。
片付けようと買ったプラスチックの収納ボックスも、積み重なって置いてあります。
もので溢れている部屋でした。
そこにMICKEの引き出しが2個追加です。
もうやるしかないと覚悟を決めて取り掛かりました。
最初は会社から持って帰ってきたものです。
会社にいた時も、結構な量は捨てましたが、自分が会社にいた証のような、思い出になるようなもの、そこそこ持って帰ってきてたんですね。
退職してから1ヶ月ほど放置していたのですが、改めてみると、ほとんどいらないものだと気づきました。
で、バンバン処分。
次は、山積みの本と紙類です。
今まで処分できなかったのが、勢いがついたのか、これもバンバン処分にまわします。
最後は処分しないものを、どこに置くかです。
山積みしてしまうと、結局は前と変わりません。
なので、収納棚や床に置いてあった収納ボックスなどを、一旦1箇所にまとめます。
そして部屋を見回し、どう配置すればスッキリと見えるかを考えます。
できるだけ山積みをしないように、置き場所を変えていきました。
とりあえず今回の模様替えはここまで。
まだまだ手をつけていないところも多いです。
まだまだ処分できるものも多いはずです。
でも、一応自分なりに満足できる部屋になりました。
次はどこを片付けようか、そんなことも考えるようになってきましたよ。
まとめ
片付け、断捨離は終わりのないものかもしれません。
なかなか出来ないし、やってもキリがありません。
きっちりするのは大変そうだからと、ちょっとだけやろうとしても上手くいくことはありません。
思い切って大胆に大袈裟に、部屋の模様替えをやることが、僕にはよかったと思っています。
定年退職した後など、やることがなく、時間だけは潤沢なとき、集中してやることをおすすめします。
完璧は目指さないで、できるところをやり切ることからでいいです。
自分が満足できるよう、一目でスッキリと片付いたことがわかるようにやることがポイントです。
きっと居心地のいい部屋になるはずです。
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