4月初旬、都心部では桜が満開のころ、万座温泉ではまだ雪が舞ってました。
雪の残る万座プリンスホテルで、標高1800メートルの雲上の露天風呂を堪能してきました。
万座温泉は、なにもないところです。
ホテル周辺を散歩しても、コンビニも食堂も土産物屋も見当たりません。
万座温泉は、行きにくいところです。
車で行くには、料金高めの有料道路「万座ハイウェイ」を通らないといけません。
電車で行っても、温泉までは料金高めの「万座ハイウェイバス」に乗らないといけません。
そんな万座温泉に、「万座プリンスホテル」に行ってきたのです。
開放感あふれる露天風呂に、ただひたすら浸りたい。
その思いだけで訪れたのでした。
その万座プリンスホテル、ご紹介します。
万座温泉「万座プリンスホテル」の感想
万座プリンスホテルに決めた理由
3月末で会社を定年退職し、働く予定もないので無職となりました。
そこで、会社員の人生と退職後の人生、ちゃんと区切りをつけたいと思いました。
一人になってじっくりと自分と向き合おう。
いろんなことに煩わされることのない時間と空間がほしい。
「じゃあ、温泉にでも行くか!!」
となったのです。
これは譲れないという条件をつけて探した結果、みつかったのが「万座プリンスホテル」でした。
- にぎやか過ぎず、寂し過ぎず
→冬はスキーで賑やかだけど、4月はそうでもなさそう。そして、ひなびた感もなさそう。
- 車でなくても行きやすい
→ホテルの無料送迎バスが、軽井沢駅から出ている。
- 安心して泊まれるところ
→ちょっと古そうなホテルだけど、とにかくプリンスだし安心できそう。
- 気持ちよさそうな露天風呂があるところ
→写真をみると、標高1800メートルの雲上の露天風呂が、開放感いっぱいで気持ちよさそう。
- 料金がリーズナブルなところ
夕食朝食付き、ホテル内で使用できるクーポン券付きのプランがコスパよさそう。
ということで、3泊4日の万座プリンスホテル温泉一人旅に決定したのでした。
万座プリンスホテルの感想
ひとことで言って「大正解!」でした。
1番の目的の温泉、開放感しかない乳白色の温泉に浸っていると、
「気持ちいいーーーーっ」という言葉しかでてきません。
観光や遊ぶところもありません。
じっくりと今までの会社員人生を振り返り、これからのことを考える時間がたっぷりとあるだけです。
そして、温泉に浸かり、食事をするだけです。
退屈でしかたないのでは、と思う方もいるかもしれません。
でも、このときの僕にとっては、最高に贅沢な時間でした。
温泉はもちろんのこと、ホテルにも、部屋にも、食事にも、料金にも大満足でした。
それに一人でいることが、すごく気安く感じられるホテルでしたよ。
あともうひとつ、天気です。
初日と2日目は雪が降っていて、雪降る中の露天風呂でした。
これはこれで味なもので、とってもいい感じでした。

それが3日目になると、ぴかーんと晴天。
雲ひとつない晴天。
本当に最高の露天風呂でした。

なにが、どうよかったのか?
温泉

男性用の温泉は、内湯1箇所と露天風呂3箇所があります。
この露天風呂は並ぶようにあって、そのうちのひとつは混浴です。
混浴はタオルか湯浴みが必要となっていて、ご夫婦で来られている方たちが楽しまれてました。
この露天風呂が標高1800メートルの場所にあって、目の前がスカーーっとひらけているのです。
頭の上も、天気がいいと真っ青な空だけが広がっているのです。
温度はぬるめと、ちょい熱があって、好みで楽しめます。
カメラ厳禁だったので写真をお見せできなくて残念ですが、本当に解放感しかない気持ちいい温泉でした。
温泉はここプリンスホテルのすぐ近くの「万座高原ホテル」の温泉も無料で利用可能です。

同じプリンス系列で、送迎バスも出てるし、歩いても5分ほどです。(坂は急ですが)
万座高原ホテルには乳白色とは違った温泉があり、これも楽しかったですよ。

ホテル

ホテルは少し古いかなと想像していたのですが、全然きれいに手入れされていて居心地よかったです。

入口を入ってすぐのフロントと、そこから続く廊下(?)が広くて気持ちいいです。
おそらくですが、冬はスキー客で混むから広いスペースにしてるのかなと思います。
売店にはお土産以外にも、カップ麺などの食事もすこしだけおいてありました。
電子レンジもあって、誰でも利用できそうな感じでした。
これは、昼ごはんがついてなくて、食事できるところが少ないからなのかなと思います。
僕はあらかじめ軽井沢駅前で、2回分の食事は買っておきました。
温泉につきもののリラクゼーションもあります。

いつもは料金が気になって利用することは少ないのですが、今回は宿泊プランについているクーポン券が使えます。
思い切って、70分9,000円の納得コースで揉みほぐしてもらいました。
ちょい痛めの刺激が、これまたとても気持ちよかったです。
そうそう、フロント横の壁に面白いものが貼ってありました。

これは、プリンスホテル館内の温泉が、今どれくらい混雑してるかを示してくれているのです。
なにげに便利で親切だなあと思います。
部屋

僕が泊まったのは、東館ツインルームです。
雪が降っているとよくわかりませんが、晴れると山の景色がとてもきれいに見えます。


温泉にも近く、何回も入るのにすごく便利でした。
無料WIFI、冷蔵庫、湯沸かしポット、テレビ、テーブルと椅子、設備としては普通かなという感じです。
決して広くはないけど、両隣の音も聞こえない静かで落ち着ける部屋でした。
食事
夕食と朝食はバイキングです。

それぞれを3回ずついただきましたが、種類も味もそこそこいけました。

毎回ちょっとだけメニューが変わり、連泊しても一応飽きないように工夫されていました。
追加料金を払えば、バイキング会場ではない別の食事処で食べることもできるようですが、僕は利用しませんでした。
そして夕食といえばアルコールですね。
一杯ごとに料金を支払うこともできますが、1時間飲み放題(1990円)のコースもあります。
これがクーポンを使うと3枚(1枚500円)でOKとなるのです。
なんでかな? でもお得です。
食事終了後は、コーヒーを部屋にテイクアウトできるのです。

これ、なにげなく嬉しかったことのひとつでした。
料金
3泊4日の宿泊プラン、曜日よって値段は違うのですが、予約時点ではだいたい42,000円くらい。
そこには1泊あたり3,000円分のクーポンがついているので、9,000円分のクーポンがあります。
さらに、愛郷ぐんまキャンペーンで、宿泊割引とギフト券が21,000円分つきました。
なんとホテル内でうまく使えば、合計30,000円分の割引となるのです!
結局ホテルで精算した額は、30,000円弱ですみました。
なんか結構お安く温泉旅行に行けたなと満足です。
あと、軽井沢駅とホテル間の無料バスもすごく助かりました。
万座ハイウェイを通って1時間半くらいのが無料、なんと嬉しいことでしょうか。
まとめ
初めて行った万座温泉「万座プリンスホテル」。
本当に大々満足でした。
定年退職直後のちょっとほっとした、というか、まだ会社に対する区切りが付けられていない時期。
なんもないところで、じっくりと過ごしたいという希望にピッタリでした。
4月初旬という時期も、3泊4日という期間も、最初は雪でその後晴天という天気も、すべて巡り合わせがよかったと感じています。
またいつか、今度はかみさんと一緒に来たいと思っています。
そのときは、また違った万座プリンスホテルを満喫できる予感がします。
次は車で来るのもいいかもしれないですね。
違った顔の万座プリンスホテル、万座温泉を楽しみたい気持ちでいっぱいです。
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