学生の時、バックパックを背負ってヨーロッパを一人旅したことがあります。
旅行ガイドブック「地球の歩き方」が、アメリカ編とヨーロッパ編の2冊しかなかったころです。
そのヨーロッパ編を持ちバックパックを背負って、夏に40日と冬に20日の2回、ヨーロッパを放浪しました。
あの時、今日どこに泊まるか、明日どこに行くか、全くのノープラン。
この国は、この町は面白そうだなと思ったら宿を探し、あの国なんか面白そうと思ったら、夜行列車に飛び乗って国境を越える。
未来に対して、怖さよりも興味の方が勝ってたように思います。
インターネットもスマホもなんも無く、自分の感覚をたよりに、言葉もわからない場所をふらふら。
大学を卒業して、会社に入って、会社員・社会人として一応真面目に過ごしてきました。
そして、60歳となり定年退職を迎えました。
会社を卒業して、何のバックボーンもなくなった今。
あの頃の気持ちをもう一度思い出して、自分を信じて前に進んで行きたい思いが湧いてきます。
今までの会社員生活には一旦区切りをつけて、これからの自分がしたいこと、できること、することを探していきたいと思っています。